6/26(日)『日米現地事情生トーク(エンターテイメント編)』は大盛況で終了しました!
日米現地事情生トーク(エンターテイメント編) 、今回は「ディズニー」や「ブロードウェイ」をはじめとしたエンターテイメント業界に精通した3名のプレゼンターをお迎えし、さらに、ロンドンから「ハリーポッターと呪いの子」東京公演のプロデューサーの方にもスペシャルゲストとしてご参加いただきました。
プレゼンターの方々からは、国際社会が抱える性的・人種・民族の多様性に関する問題を、エンターテイメント業界がどのように捉え、問題にどう取り組んでいるのかについてお話しをいただきました。現役学生や海外からの参加を含めて総勢35名にご出席いただき、イベントは大盛況のうちに幕を閉じました。
【開催日程】
2022年6月26日(日) 10:00~12:00(日本時間)オンライン開催
【概要】
3名のプレゼンターの方に各20分ずつのプレゼンテーションをしていただき、スペシャルゲストの方にプレゼンテーションを聞いての感想とロンドンの実情を5分程度でお話しいただきました。その後、1回のブレークアウトセッションを設け、4グループに分かれ25分間で少人数の意見交換を行いました。
―プレゼンター―
●能登路 雅子さん「ディズニー文化とセクシュアリティ」
1972年教養学部教養学科卒業。アメリカ文化史研究者、東京大学名誉教授
●三塚 典子さん「ディズニーの先進性 – 1990年代のダイバーシティ」
1980年教養学科アメリカ科卒業。現在はフリーランスで出版社の知財部門に勤務
●松﨑 景子さん「多様性を模索して ポストコロナに向かうブロードウェイの今」
2002年工学部卒、2004年新領域創成科学研究科 修士課程修了。
放送局に就職し、舞台を使った歌番組などを制作。2018年末よりニューヨークに移住。
プレゼンターからは、ディズニーやブロードウェイが社会の多様性に対する世情にどう反応しどのように対応してきたのか、多様性に対する業界としての主張と商業的側面とのバランスの取り方、コロナ禍におけるエンターテイメント業界の変化などについて、日米の違いを踏まえた具体的なお話がありました。ブレークアウトセッションでは、プレゼンターの方々の問いかけに対し、エンターテイメント業界の今後の行く末、米国におけるディズニーの位置づけ、LGBTQ当事者以外の立ち位置の在り方、米国における中絶裁判問題や人種差別問題などの米国国内でホットな時事ネタについても議論が及びました。今回のイベントは、幅広い年代の方にご参加いただけたため、多様な視点から活発な議論を通して知見を深めました。
【参加者の感想】
「正解が一つに絞れない重要なテーマでしたが、ディズニーやブロードウェイなど親しみやすい観点からお話をいただけたのでとても理解しやすかったです」「エンタメからみる米英社会の実相、コロナ前後の変化について、楽しみながら深いお話しを聞き、理解することができました」「エンターテインメントと社会の関わりを再認識できた」「エンターテイメントのダイバーシティについて、とても興味深く専門家の先生方でないと知らないことを教えていただき、グルーブでの話し合いも活発で楽しいものになりました」など、沢山の好評をいただきました。また、アンケート回答者9割近い方から大変満足だったという評価をいただくことができました。
イベント委員会では、今後は異なる地域の話題も取り上げる予定です。取り上げる話題・地域に関してご提案・ご要望がある方や、国外にご協力頂けるご友人がいらっしゃる方は、ぜひお知らせくださいますようお願いいたします。
イベント委員会(連絡先 event-contact@satsuki-kai.net )