10/29(金)「東大女性 ライフプランを考える~人生後半をどう生きたいか」開催報告

西村美奈子さん

人生100年時代を迎え、イベント委員会では、10月29日(金)に、「東大女性 ライフプランを考える~人生後半をどう生きたいか」と題するオンラインサロンを開催しました。海外からも含めて30名(スピーカー、スタッフを含む)が参加し、20時から22時まで時間を共にしました。人生の後半といっていい50歳代以降の参加者が多かったものの、もっと若い方々で参加されている方も少なくありませんでした。これからの超がつく長寿社会を前にして、人生後半の生き方は、若い方々にとっても、決して遠い将来の「ひとごと」ではなく、「自分ごと」なんだと感じました。

当日は、まず、参加者の簡単な自己紹介から始まり、西村美奈子さん(株式会社Next Story代表取締役)から、「マチュア世代の働く女性のセカンドキャリア」をテーマにお話しをうかがった後で、「仕事」、「人間関係」、「人生後半の暮らし方」、「趣味・ボランティア」をテーマするブレークアウト・ルームを設け、二回のブレークアウト・セッションを開きました。事前のアンケートによると参加者の関心事の多寡にばらつきがあったので、一回目は、「人生後半の暮らし方」「人間関係」のルームを一つずつ、「趣味・ボランティア」のルームを3つ、二回目は、「「人間関係」「人生後半の暮らし方」のルームを一つずつ、「「仕事」のルームを3つ設け、参加者は、それぞれが選んだルームに分かれて、意見交換をしました。参加者のバックグラウンドや抱えている事情は様々なために、そこで話された具体的な内容も様々です。しかし、普段、漠然と抱えているモヤモヤとしたものを言語化してお互い語り合ったり、抱えている問題について他の参加者から解決の糸口をもらったりと、あっと言う間に時間が過ぎました。

 参加者からは、このイベントに参加してよかったこととして、西村さんのお話が素晴らしかったこと、同窓で女性という共通点をもつ人たちと自由に楽しくお話ができたこと、異なる世代、特に、自分より上の年代の方のお話が聞けたこと、同じ悩みをもつ人がいて自分だけではないと励まされたこと、それから、いろいろなお話を聞いて、これからの生き方のヒントをもらったことが挙げられていました。

 以下は皆様からお寄せいただいた感想の一部です。

「西村さんのご講演、いくつもの気づきがありました。ふだん考えていなかった重要な事柄を考える、そしていろいろな方の考えを伺うたいへん良い機会でした。」

「短い時間でしたが、みなさまがどういうことを考えてこれまで過ごしてきて、今後はどうしようと思われているか、ということを伺うことができて、参考になりました。個人的には、自分の力を発揮できること、好きなことをやればいい、好きなことをやっていくのだ、と思い至ったお話に深く頷き、また、西村さんの幸せのみならず、成功(かそうでないか)も自分で決める、ということに非常に共感をおぼえました。ボランティアにはあまり興味をもっていなかったのですが、多くの方々が関心をもっておられたので、ちょっと興味が出てきました。健康維持も考えていかねばならないなと思いました。」

さつき会イベント委員会は、今後もさまざまなイベントを開催していきます。

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