2024年8月31日 さつき会&東大IPCコラボ オンラインイベント「 転職、再就職にスタートアップ、ベンチャーはあり?」報告


参加者29名(講師及びスタッフを除く)を迎え、大手企業でのクライアントワーク時代を経てスタートアップのバックオフィスとしてキャリア再構築された宍戸華鼓(99養)さん、東大IPC 小沢彩織さん、株式会社Waris 藤見慶子さんをお迎えして、女性のキャリア構築の選択肢としてのスタートアップ・ベンチャーについて、お話いただきました。

講師3名の自己紹介に続いて、まずは宍戸さん単独での講演、講師3名での対談、質疑応答という構成でした。
人生の転機において大事にしてきたこと、どんな人がスタートアップで働けるのか、スタートアップの企業文化、スタートアップならではの苦労などを聞くことができました。
採用に関しては、年齢・ブランクの有無・これまで職務経験そのものよりも、激しい変化に対して柔軟でいられるか、未経験業務に対しても学び続け挑戦する意欲があるかという「人としてのマインドセット」が重視されるとのことでした。
入社後も、まず何でもやってみながら自ら発信し能動的にアクションを起こすこと、完ぺきではなくその時の最善最適を目指すこと、成果は出しておきキャリアビジョンとライフビジョンを重ねておくこと、という適応のコツも伺いました。


1年が速く濃密に様々な業務を経験できるスタートアップでの経験は、その後のキャリア選択においてもアドバンテージになるとのことでした。
即断でテンポが速く事業の成長にコミットした企業文化の中では人間関係もシンプルなものになるとのことで、必ずしもストレスフリーなわけではないが、ストレスの質が大企業在籍時とは異なるとのこと。

自分でキャリアを作っていくにあたり、「何をしているときが一番楽しいか?それはなぜか?」の深掘りから自分の強みを発見し、目の前の仕事を一生懸命やるとやりたいことに出会えるというキャリアの「偶発性」も利用すること、自分のポータブルスキルをカウンセリングなどを利用して言語化し、レジュメを更新し転職サイトに登録だけでもしてみること、など今すぐにでもできそうなヒントを多く得ることができました。