4/4(火)関西発!アサヒビール大山崎山荘美術館見学会ご報告
晴天に恵まれた4月4日(火)、ガイドの岩田恵さん(1991年工 建築卒)を含む12名でアサヒビール大山崎山荘美術館を見学しました。
大山崎山荘は、大正時代から昭和にかけて、大阪の実業家加賀正太郎氏の別荘として建設されたもので、天王山を背に桂川、宇治川、木津川が合流して淀川になる様子と、対岸の丘に石清水八幡宮を一望できる素晴らしいロケーションに建っています。ガイドを引き受けてくださった岩田さんは、1991年に東京大学工学部建築学科を卒業後、安藤忠雄建築事務所に入所。入所直後にこの大山崎山荘の再建プロジェクトに携わった方です。
当日は朝10時に集合。いろいろな植物が植えられた、広大で美しい庭を通り抜けたところに建つおしゃれな3階建ての洋館が大山崎山荘美術館でした。重厚な外観だけでなく、内部も加賀正太郎の趣味と贅を尽くした作りとなっていて、当時の加賀氏の勢いを全身で感じることができます。
眼下に淀川と石清水八幡宮を望むおしゃれなテラスでみんなでお茶を飲みながら、岩田さんから当時のエピソードや、安藤忠雄氏の建築へのこだわりなど、現場にいた人にしかわからない様々なお話を聞くことができました。新人だった岩田さんが作った美術館全体の模型を眺め、地下への階段を下ると、そこにはクロード•モネの睡蓮など素晴らしい絵画が展示されていました。他にも館内には民藝運動を支援したアサヒビール初代社長山本爲三郎氏の集めたコレクションが数多く展示されています。
美術館を見た後は、大山崎駅近くのレストラン「タガミ」でみんなでランチの時間が終わるまで楽しいおしゃべりで盛り上がりました。
このイベントのために、わざわざ東京から出てこられた方が3人もいらっしゃいましたが、みんな大満足の1日となりました。
これからも関西方面でイベントを開催していきたいと思います。