7/1(土)「東大女性のキャリア形成vol.4~消費生活アドバイザーのすすめ」開催報告
さつき会のキャリアデザインイベント第4弾では、公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)代表理事(副会長)の永沢裕美子さんを講師にお迎えし、日本の消費者関連団体の歴史と現状と課題、消費生活アドバイザー資格とは何か、消費生活アドバイザー資格をすすめる理由についてお話いただきました。
ご講演では、まず、永沢さんがご自身のキャリアに触れながら、証券業界を引退された後、ご自分の人生を切り開いてきた一つのカギが消費生活アドバイザーの資格となったこと、草の根の金融消費者教育を展開するためNACSに入会されたことをご紹介されました。
その後、日本の消費者活動の概要と歴史、課題に触れ、消費者市民活動は現代社会でますますその重要性が高まっていることから、退職後や専業主婦後のセカンドキャリアとして消費生活専門資格を取得して消費者団体で活動することを今後の選択肢として考えていただきたいと述べられました。
最後に、永沢さんは、消費生活アドバイザー資格の説明やご自身が消費生活アドバイザーとしてご活動されてきた経験から、東大を卒業した女性にこの資格を取得してほしい理由もお話しくださいました。
当日は第1期の消費生活アドバイザーとしてご活躍されてきた先輩や、卒業後資格を取得された方も含め25名程度の方にご参加いただき、質疑応答では活発な議論が交わされ、イベントは盛況のうちに幕を閉じました。
参加された皆様から下記のような感想を頂戴しています。
「アドバイザー資格だけではなく、消費活動の意味や歴史までをひもといていただき、とても楽しく意義深かったです。資格に興味もわきました。」
「消費者団体の意義や使命が大変よくわかりました。女性の就業に大変なハンディがあった時代に改めて想いを馳せ、そんな中での先輩方の模索・奮闘、そして恩送りの精神に心から敬意を表します。」
さつき会イベント委員会では皆様のご意見をもとに、キャリアデザインイベントを含め、様々なイベントを開催していく予定です。こんなテーマについて取り上げてほしいというご希望・ご提案がありましたら event-contact@satsuki-kai.net までお知らせください。