10/21(土)東京大学ホームカミングデイさつき会上映会『海の色は夢のつづき』開催報告

コロナ禍を経て4年ぶりのリアル開催となったホームカミングデイ。
さつき会はホームカミングデイで南あさひ(後藤美波)さん(2015年文学部卒)監督作品、映画『海の色は夢のつづき』を上映しました。上映会の会場は、正門を入ってすぐ右にある、新しい建物の1階でした。第1回目は40名程度、第2回目には20名程度の方にご来場いただきました。

映画のあらすじ(映画パンフレットより)
「かつては新進気鋭の水中写真家として注目された松田洋だったが、いまは妻の早織とともに静岡に戻り、家業である松田なまり節工業の後継ぎとして働いている。あくまで夢を追い続けたい洋だったが、明治から続く伝統の重みや父親の過去に触れ、家業に対する責任感が芽生え始める。自分の進むべき道がわからなくなってしまった洋は、やがて彼を応援する早織ともギクシャクしてしまい―――。」

なまり節工場、自分の家、静岡の海を舞台に、さまざまな出来事の中で揺れ動く洋の気持ちが丁寧に表現され、思わず涙がこぼれそうになる素敵なお話でした。

第1部上演後の監督の舞台挨拶では、松田洋役を演じられた主演の長谷川直紀さん(俳優と漁師のダブルキャリアの持ち主!)からのメッセージをもらったことが映画作りのきっかけになったこと、コロナ禍で静岡に戻られた際に撮影された映画であることなど、映画製作の舞台裏を監督の口から直接お伺いすることができました。質疑応答では、若い女性の方を中心に多くの質問があがり、会場が和気藹々とした雰囲気に包まれました。