さつき会は、有志による東京大学女子卒業生の同窓会として誕生した。1961年6月3日に発会式を行い、その時点で500人いた女子卒業生のうち150人が大蔵省第2食堂に集う。同月、在学女子学生との第1回就職懇談会、以後就職ガイダンスは毎年の恒例行事となる。さらに同年、同窓会名簿を作成、以来隔年で発行している。翌1962年5月、学士会館本館にて第1回総会、以来現在まで毎年開催する。
1982年には、さつき会員に限らず全卒業生を網羅した「東大女子卒業生名簿」を発行。翌年、さつき会ヒューマンリソース設立、第1回フォーラムさつき(以来年2回開催)など、今日のさつき会のスタイルの基本形が確立した。
1989年春、「東大卒の女性~ライフ・リポート」(三省堂)を刊行し、学士会館にて出版記念会を行った。1995年夏には35周年記念シンポジウム・パネルディスカッション「21世紀の女性たち」(学士会館本館)を挙行する。
1996年に、さつきメーリングリストを開始し、1998年には駒場の女子学生対象の進学振り分けガイダンスをスタートさせた。
これまで3回発行された周年記念エッセイ集「さつき」(1986年・1996年・2001年)は、貴重な資料となっている。